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前途で記述した通り内蔵の老化で起こる様々な病気を解説しました。
今回はその対応策になります。
前回の記事:老犬の衰え② 内蔵
定期検診
初期の老化は、検査してもさほど目立つ異常を示しません。
本来、すべての臓器は能力に余裕があるため、機能が少し落ち始めてもなかなか分かりません。
これは血液や超音波、レントゲンなど多くの検査で言える事です。
老化のトラブルは、何回も検査を続けたのち、検査結果がゆっくりと下降し始めて明らかになるからです。
良質なドッグフードの供給
一般的な老化であれば、現在与えているドッグフードと同じ種類の「老犬版」に切り替えてみるといいでしょう。
もちろんおやつを与える必要はありません。
ただし、いきなり全部切り替えるのは避けてください。
あくまで例ですが、老犬版のドッグフードにしたら一気に老けてしまい、成犬用に戻したら元気を取り戻したと言う事もありました。
体の中はまだ若かったのでしょう。
ドッグフードの最適な切り替えタイミングは個体差が大きいので、ある年齢になったとたん、いっぺんに変更するのはやめましょう。
また、明らかに弱っている部分(心臓が弱い、肝臓が弱いなど)を検査で特定出来たのであれば、それに対応した処方食があるので、獣医と相談のうえ、適切な食餌を処方してもらうといいでしょう。
では、サプリメント(栄養補助食品)はどうなのでしょうか?
ペットショップには、弱った部分を助けるようなサプリメントが所狭しと並べられていますが、ものによっては効用や品質に疑問符がつく商品もあります。
人でもそうですが、サプリメントは最後のおまけであって、順序からいえば、そのいぬに最適なドッグフードを与える事が肝心です。
よくわからない時は、与えようと思っているサプリメントの資料を担当医に見せて相談してみてください。
上記で分かるように、飼い主のタイミングでドッグフードなどを変えたり、サプリメントを試したりとするのではなく、まずは獣医に相談する事を強くお勧めします。
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