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驚くようなパフォーマンスで子供から大人までを魅了するサーカス。しかし、その一方でサーカスで飼われている動物たちへの虐待が問題視されていました。
そんな現状を多く見てきた動物保護団体のADIは、ペルーのサーカス団が動物を不要に虐待しているという情報を聞き、実際に現地を視察することに。
そしてそこには、想像を超える悲惨な光景が広がっており、大きなショックを受けることに。
多くの動物が栄養失調の状態。そして小さな檻の中に閉じ込められていました。
特にひどい扱いを受けていたのが、写真に写るメガネグマのチョリータ。
何十年もこの状態で飼われているようでパフォーマーたちは爪を切る代わりに指先ごと切断。そして、危険がないようにと歯も抜かれていました。
そんな精神的、肉体的ストレスから通常ならツヤツヤとした毛で覆われているはずが、全て抜け落ち「クマ」というには酷遠い見た目に。
左がチョリータ/右が通常のメガネグマ
ADIは早速チョリータをサーカス団から保護し、メガネグマの治療施設があるペルーのリマへと移します。
チョリータを診察をすると、関節痛と呼吸器系に異常が見つかり、健康を取り戻すまでこの施設で過ごすことに。さらには、野生に戻っても自分で生きていけるようにトレーニングも行います。
その後ADIはさらに、ひどい状態にあったメガネグマ3頭を保護。チョリータ同様、自然に返せるように努力しているとのこと。
これらの活動は、ADIがペルーの官庁と協力して行なっているもので「スピリット・オブ・フリーダム」と呼ばれています。
昔に比べるとサーカスの飼育環境も改善され、全てのサーカスが同じ虐待を行なっているとは限りません。しかし、未だに虐待が見るかるのも事実。
こういったことが無くなることを祈るばかりです。
参照元:thedodo
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