犬種のルーツにあった犬の育て方【牧場スタッフ編】

犬種のルーツにあった犬の育て方【牧場スタッフ編】

  • シェットランド・シープ・ドッグ
  • ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
  • ボーダー・コリー
  • ジャーマン・シェパード・ドッグ
  • オールド・イングリッシュ・シープドッグなど

牧場で働いていた牧羊犬などをルーツにもつ牧場犬は働き者で賢く活動的な犬

農場や牧場などにいる羊や牛などの群れをまとめ、小屋に移動させたり、オオカミなどから家畜を守っていた犬たちです。自分より大きな体格の動物の群れを誘導していたため、知的な活発な犬が多いです。

シェットランド・シープ・ドッグは、イギリスのシェットランド諸島で羊や豚の群れをまとめていました。ウェルシュ・コーギー・ペンブロークはイギリスのウェルシュ地方で、牛や羊の群れを誘導。

ボーダー・コリー、オールド・イングリッシュ・シープドッグは、イギリスの牧羊犬として活躍。シェパードは「羊飼い」の意味を持ち、羊やヤギの群れをまとめていました。

コーギー

しつけのポイント

バイクや自転車など動くものを追いやすいので注意が必要

羊や牛の群れを追っていた元放牧スタッフ犬は、バイクや車、小さな子供など走りゆくものを見ると、つい追いかけながら吠えたくなる習性を持っています。散歩中に追いかけるとリードふぁ引っ張られて、飼い主さんの転倒にもつながります。バイクや自転車がきたら、おやつなどで気を引いて通りすぎるのを待ちましょう。

噛むことで要求しやすいので注意しよう

牛や羊の足を軽く噛んで群れをまとめていたため、飼い主さんにしてほしいことがあると、軽く噛んでコントロールしようとすることがあります。噛んで遊びに誘ってきたり、かまってほしいとアピールしてきたら、無視をして反応しないようにしましょう。少しでも反応すると、なんでも噛んで要求してきます。

付き合い方のポイント

たくさんの指示を出して「仕事」を作ると楽しめる

広い牧場内で活発に動き回って忙しく働いていた元牧場スタッフ犬は、指示を出して「仕事」を作ってあげると絆が深められます。飼い主さんは「おすわり」「まて」「おいで」などを覚えさせ、1日に30回ほど指示を出して「仕事」をさせましょう。働いている充足感が味わえて飼い主さんへの信頼も高まります。

頭を使う「タッチ」ゲームで仲良くなろう

頭を使う遊びで触れ合うとより仲良くなれます。飼い主さんは、フードかおやつを握った手を愛犬の目の前に持って行き、、そのままじっと待ちます。愛犬が飼い主さんの手に鼻をつけたら「タッチ」と言って、握っていたフードを与えて褒めましょう。慣れてきたら徐々に遠くから「タッチ」で呼んで難しくしてあげましょう。

いかがでしたでしょうか?

追いかけて仕事をしていた元牧場スタッフ犬は、日常の生活の中でも無意識に追いかけてしまいがちです。体が大きいことから怖がられることもあるので、きちんとしつけをしましょう。

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