冷たい雨の中、道端で保護されたピットブル。その悲しい表情や複数の傷跡から推測される悲しい過去。

冷たい雨の中、道端で保護されたピットブル。その悲しい表情や複数の傷跡から推測される悲しい過去。

冷たい雨が降る肌寒いある日のこと。テキサス州ヒューストンで保護活動をするローラさんが車で走っていると、何やらバックミラー越しに視線を感じます。

バックミラーに映っていたのは、とても悲し気な瞳をしたピットブルでした。

彼女の脳裏に「保護するのは無理かもしれない…」とよぎります。

その理由は、反対の車線に野良犬がいたこと、すでに6頭の犬と一時預かりの犬2匹がいることでした。

しかし、ローラさんは思い直し車をUターンさせ、ショッピングモールの駐車場に停車しました。

ところがすでに野良犬の姿はそこになく、しばらくそこで待ってみることに。

しばらく待っていたローラさんは、ついに野良犬を発見し声を掛けます。

野良犬は冷えた体を震わせながら近づき、ローラさんのニオイを嗅ぐと、開いたドアから一目散に助手席めがけて飛び乗ってきました。

「トール」と名付けたオス犬の首には、かつて装着されたであろう切れたリードがぶら下がっています。

脱走したのか、それとも捨てられたのかはローラさんにもわかりませんでしたが、トールが過去に人間に飼われていたことを物語っていました。

さらに、トールの顔には複数の傷跡があり、その時間が決して幸せなものではなかったことも…。

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