冷たい雨の中、道端で保護されたピットブル。その悲しい表情や複数の傷跡から推測される悲しい過去。

冷たい雨の中、道端で保護されたピットブル。その悲しい表情や複数の傷跡から推測される悲しい過去。

ローラさんは、虐待されていたと思われるトールをシェルターに連れて行きたくありませんでした。

それでなくとも、ヒューストンでは先のハリケーンで数千匹もの迷子犬が発生し、シェルターはいっぱいです。

そして、トールはピットブルであることから、明らかに養子縁組のチャンスは少ないのが現実でした。

ローラさんは、ひとまずトールを自宅に連れて帰り様子を見ることにします。

トールは暴れたり物を噛んだりすることもなく、ほかの犬たちにもフレンドリーで、用意されたハウスの上でおとなしく座っていました。

「やはり人間に飼われていたことは間違いない。彼の心を回復させるには、里親からの愛情を受ける必要がある」

そう確信したローラさんは、ヒューストンに新しくできたレスキューグループ『Three Little Pitties』に連絡を入れました。

虐待されて尚、ローラさんに愛情を見せるトールを手放すことは辛い選択だったに違いありません。しかし、それがトールのためだと信じての結論でした。

現在、トールの里親探しが始まっていますが、今でもローラさんはトールを自分の家族に迎えたい衝動に駆り立てられることがあるそうです。

参照元:thedodo

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