無責任な飼い主によっていくつもの病を患っていた犬。安楽死を依頼する飼い主に獣医がとった行動とは。

無責任な飼い主によっていくつもの病を患っていた犬。安楽死を依頼する飼い主に獣医がとった行動とは。

安楽死させることが飼い主の要望であったとはいえ、セッツァー獣医師には助かる見込みのあるディーボを「殺す」ことなど出来ませんでした。

「この子は私が引き取ります。」

こうして、セッツァー獣医師はディーボを動物病院で引き取り、自ら治療と里親探しを引き受けることを決意したのです。

ディーボの治療には膨大な費用が掛かりましたが、セッツァー獣医師の考えに賛同した地元の動物愛護団体は募金の呼びかけを行う事で金銭的支援をすることを約束してくれたそうです。

多くの人に支えられながらも治療を続けたディーボはみるみるうちに回復し、治療開始から2週間後には見違えるほど元気な姿に。

話によると、ディーボは現在も完治に向けて順調に回復しており、近日中にも里親への引き渡し準備が整う見込みとなっているそうです。

セッツァー獣医師はこれまでに何度もペットの安楽死を希望する飼い主をみてきたそうですが、助かる見込みのある動物には必ず手を差し伸べ、多くの動物たちに「未来」を与えてきたそうです。

セッツァー獣医師はこうコメントしています。

「動物を家族の一員として迎える前に、まずは自分に金銭的余裕があるかじっくり考えてみて下さい。ディーボの元飼い主は他にも2匹の動物を飼っているそうですが、もしもペットがディーボだけなら”安楽死”という選択を取る必要もなかったかもしれません。」

参照元:thedodo

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