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今回は、愛犬のレトリーバーとの散歩を欠かさないお婆さんに起きた、とても切なく悲しいお話をご紹介します。
90歳近くになる足腰の弱った1人のお婆さん。彼女は毎日愛犬の白いレトリーバーとの散歩を欠かしませんでした。
その足取りはとてもゆっくりで、はためから見ると、「本当に歩いてる?」と言うくらい遅く、しかし、愛犬は5歩あるいては止まり、4歩あるいては止まり、お婆さんのペースに合わせ仲良く歩く姿がとても微笑ましい光景だったそうです。
ところがある日、近くの団地に住む小学生たちが、ゆっくりしか歩けないお婆さんを馬鹿にしてからかうようになったそうです。お婆さんにボールをぶつけたり、更にエスカレートした一人が石を投げつけようとします。
普段は大人しい愛犬のラブラドールが、お婆さんの危険を察知し、リードを振りほどいて石を持った小学生に飛びかかったそうです。噛み付くことはなかったのですが、驚いてころんだ拍子に、その小学生の腕の骨にヒビが入ってしまったのです。
現場を目撃していた人が証言してくれたそうなのですが、小学生の親が「人殺し!」「こんな犬さっさと保健所に持ってけ!」と騒いで、さらにお婆さんを罵倒したのです。
そして今、お婆さんは一人で寂しそうに散歩しているのだそうです…
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