人間によって、人間のために働かされ続けた全盲のゾウ。ようやく救出され、聖地で仲間と出会う。

人間によって、人間のために働かされ続けた全盲のゾウ。ようやく救出され、聖地で仲間と出会う。

タイやインドなどでゾウは人々の暮らしに近い存在として愛されている一方で、観光客を乗せて一日中働かされ虐げられているという事実もある。

このほど辛い過去を背負って生きてきた全盲のゾウが保護団体に救出され、聖地で新しい仲間と触れ合う姿が感動を呼んでいる。

ゾウのプロイ・ソン(Ploy Thong)は、タイのパタヤで16年にわたり観光客を背中に乗せて働かされてきた。

全盲のため、プロイ・ソンは匂いを嗅ぎ分けられる鼻だけを頼りにその道のりを行き来してきたという。

推定年齢30歳とされるプロイ・ソンは、観光客を乗せる仕事の前はサーカスで働かされており、生まれてから自由というものを味わったことがなかった。

アジアゾウの保護に尽力しているチェンマイの「Save Elephant Foundation」のスタッフらは、ブア・キュー(Bua Keaw)という名のゾウを救出している時にプロイ・ソンの存在を知った。

「プロイ・ソンは両目が全く見えないにもかかわらず、早朝から日暮れまで毎日観光客を乗せて働かされていました。私たちスタッフはプロイ・ソンも自由にしてやれるように飼い主と交渉し、救出に成功したのです。」

そして、その後。

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