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「ドンミンガ」が動物園から保護された時、その体中の毛はほとんど抜け落ち、その姿から「クマ」だとすぐに認識できる人は多くはありませんでした。
当時14歳のドンミンガに一体何があってこのような姿になってしまったのでしょうか。それは彼女のこれまでの人生を考えれば当然の事でした。
ドンミンガはアマゾンの熱帯雨林で生まれ、普通に家族と暮らしていました。そんな当たり前の幸せな日々を壊したのは人間。人身売買を行なっている集団でした。
彼らは人間だけではなく、野生の動物を捕獲してサーカスなどに売り飛ばしていたそうです。そしてこの時、その被害となってしまったのがドンミンガとその妹でした。
すでにエンターテイメント業界への売却徒弟が立っていたそうですが、それが逆に功を奏してかある保護団体がドンミンガたちが売却される前に保護することに成功。
しかし、もうそう幼くない彼女らを再び自然に戻すことは難しく、そこで考えられた案がアンデス山脈にある動物園に移送することでした。動物園も快くそれを受け入れ、許可しドンミンガたちの新生活が始まりました。
自然界に戻るのは難しい。しかし、彼女たちはずっと自然界で生きてきました。動物園の環境は自然と同じようにはいきません。
そしてさらに想定外だったのは、ドンミンガたちが、思っていたよりも賢く、そしてデリケートだったことです。動物園での生活は彼女たちにとって非常にストレスになり始めたのです。
そんな環境下でも、ドンミンガにとって唯一の救いわ妹と一緒にいられたこと。しかし、そんな日々は永遠には続きませんでした。
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