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13歳になるまで家族と一緒に暮らしていた猫の「フレッド」は、ある日突然、動物病院に運ばれました。
それは、一家がカナダへの移住を決めたからで、フレッドを連れて行く気がない飼い主が彼を処分しようと獣医のところに連れて行ったのです。
新たな飼い主に出会う機会も与えられないまま、永遠に眠らせられるために連れてこられたフレッド。その様子は、病院側から見てもあまりにも理不尽でした。
この事実に納得がいかない病院のスタッフの1人が、地元の動物保護団体に連絡します。
団体の代表であるパイパー・ウッドさんがすぐに病院を訪れ、身勝手な飼い主のために命を落としそうになっていたフレッドを引き取っていったのです。
その後、パイパーさんはフレッドの里親探しを開始しました。
すると、偶然にもフレッドを一目見て「この子!」と運命を感じたショー・ケリーさんが里親に名乗りをあげ、無事に彼女の愛猫となったのです。
左がショーさん。右がパイパーさん。
ショーさんは、フレッドの容姿はもちろんのこと、一緒に過ごしているうちに判明した彼の風変わりな性格やクセを知り、ますます夢中になっていったそうです。
「フレッドは食事の時にとってもかわいい音を出んです。それに私の体に顔をくっつけたまま寝ちゃったりします。しかも何か訴えたいことがあると、私に向かって前足を上げるんです」
こう話す彼女。
例えば何かが欲しい時やショーさんの熱烈な抱っこに飽きた時、彼は前足を上げて「あれほしい」とか「もういい」といった意思をショーさんに伝えるそうです。
彼女はそんなフレッドのジェスチャーがたまらなく好きなんだとか。
そして、先日彼らが出会ってから1年目の記念日を迎えた日のこと。
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