犬種のルーツにあった犬の育て方【貴族編】

犬種のルーツにあった犬の育て方【貴族編】

犬種例

  • シー・ズー
  • ポメラニアン
  • キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
  • パグ
  • ペキニーズなど

さまざまな王侯貴族に愛されてきたルーツをもつ貴族犬は人に甘えるのが上手で穏やかな犬が多い

王侯貴族に可愛がられてきた貴族犬は、華やかな犬が多かったため、人に甘えるのがうまく、愛情が足りていれば穏やかな性格に。しかし、中にはプライドの高い犬もいます。

シー・ズーとペキニーズは中国の皇帝に飼育され、西太后にも寵愛された犬。なので、庶民が買うことは許されませんでした。ポメラニアンはイギリスの貴族たちの間で愛された犬。

狆は江戸城内で徳川綱吉に愛されていました。キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは、その名にもなっている、イギリスのチャールズ2世が溺愛した犬です。パグは中国の宮廷や寺院、フランスの貴族などに愛されました。

ポメラニアン

しつけのポイント

散歩が苦手。抱っこで慣れさせよう

貴族の敷地内など限られた環境で飼われていた名残で、見慣れないものを見て怯えたり、知らない人に警戒し吠えることがあります。恐怖が先立ち、散歩に行くのが苦手な犬も。その場合は、抱っこで散歩をして、通行人や自転車、町の雑音などに少しずつ慣れさせるようにしましょう。慣れてくると散歩を楽しんでくれます。

「きて」「みて」で楽しく指示に従う練習を

貴族と同等に大切に飼われていたため、プライドが高く気が強い面があります。「きて」「みて」など飼い主さんのところへ来て注目させる指示に従わせると、良質な信頼関係が築けます。おやつを手に握り、離れたところにいる愛犬に、「きて」「みて」を言い、愛犬が飼い主さんのところへ来て目をみたらおやつを与えて褒めてあげましょう。

付き合い方のポイント

家族と触れ合える場所に愛犬のベッドを置く

人のそばにいることが好きな犬が多いので、飼い主さんと一緒の空間にいると気持ちが落ち着き、信頼関係が深まりやすくなります。リビングなど、家族が集まる部屋には、愛犬用のベッドやハウスなどを置くようにしましょう。これで愛犬は寂しさを感じずに、安心して休めるようになります。

スキンシップで愛犬の「かまって欲」を満たす

根っこからの愛玩犬なので、飼い主さんにかまわれていないと感じると、ストレスがたまり、噛むなどの問題行動を起こすことがあります。飼い主さんは1日に数回は、愛犬に声をかけながらブラッシングをしたり、全身を撫でるなどのスキンシップの時間をもつように心がけましょう。

いかがでしたでしょうか?

貴族に愛されていた愛玩犬は、敷居内の生活が多かったため、初めての体験が苦手。飼い主さんは少しづつ「初めての体験を」や「外の環境」に慣れさせてたくさんスキンシップをとるといいみたいですね。

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