愛犬が吐いてしまう5つの原因と知っておくと安心の対応とその予防

愛犬が吐いてしまう5つの原因と知っておくと安心の対応とその予防

多くの飼い主さんが、今までに一度は、愛犬が吐いている姿を見たことがあるのではないでしょうか?では、いったいどうして犬はそんなによく吐いてしまうのでしょう?

今回は、実際に愛犬が吐いてしまう状況と、吐く理由を見ていきましょう。

朝食前に泡のようなものを吐く

朝ごはん前に、黄色い泡のようなものを吐いて、吐いた直後はぐったりしていたけれど、
そのあとはいつもどおり元気にしていたなんてことはありませんか?

これは、食事の前に吐いたことと、吐いたものが黄色かったことから、
空腹が嘔吐の原因と考えられます。

お腹になにも入っていない時間が長くなると、
胃や腸の消化液を吐いてしまうことがあります。
空腹が原因の嘔吐は、泡っぽい白い液体や、黄色い液体を吐くので目安にしてください。

※吐いたときの対応と予防

食事を小分けにして回数を増やしてみましょう。
空腹で吐いてしまった場合は、その後約30分は水もフードも与えないようにしてください。
すぐに与えてしまうと、再び吐いてしまうことがあります。

空腹時間が長すぎるのが原因なので、
食事と食事の間が長くならないように回数を増やして予防をしましょう。

食事をしてすぐに、フードをそのまま吐く

ガツガツと勢いよく食べたあと、飲み込んだフードをそのままゴホッと吐いてしまい、
吐いたあとはケロッとしていたなんてことはありませんか?

勢いよく食べると、食道が刺激されて反射的に吐いてしまうことがありますし、
急にたくさん入ってきたフードに胃が刺激されて吐くこともあります。

また、多くの犬は、あればあるだけ食べてしまうため、
胃の許容量をオーバーして吐いてしまうこともあります。

※吐いたときの対応と予防

吐いたあとは元気なので、すぐにフードを与えたくなってしまいがちですが、
次に与えるのは30分以上たってから、新しいフードを用意するようにしましょう。

また、いつもは1回で与えた量を、少量ずつ数回に分けて与えることで予防になります。

来客時に興奮してはしゃぎ回りその場で嘔吐

吠えて走って大興奮した末、直前に飲んだ水を吐いてしまったなんてことはありませんか?

興奮状態になると、交換神経や副交感神経などの自律神経が過敏になり、
胃腸に刺激を与えてしまい、吐くことがあります。

また、興奮して吠えることで腹筋が激しく上下したり、走り回ることで、
胃や腸が圧迫されて嘔吐を引き起こすこともあります。

※吐いたときの対応と予防

愛犬が興奮する原因をとりのぞくようにしましょう。
来客で興奮するのであれば、愛犬を別の部屋で待たせておいたり、
ハウスに入れておくなどの対策をするようにしましょう。

吐いてしまったあとは、30分くらい何も与えず、
それ以上興奮しないようにハウスなどで休ませるようにしましょう。

いっしょに旅行に行き、帰ってきたら吐いてぐったり

旅行先では元気だったのに、帰宅後ドロッとした未消化のフードを嘔吐、なんてことはありませんか?

旅行疲れがストレスになったことが原因で嘔吐したと考えられます。
慣れない場所や環境での緊張が続き、精神的にも体力的にも疲れてしまう犬が多いようです。

そのストレスで胃の動きが正常でなくなることがあります。
胃酸が多くでたり、異常な収縮が起きて吐いてしまう犬もいるようです。

※吐いたときの対応と予防

このような場合は、疲れによるストレスが原因なので、安静が一番。
寝ている犬をむやみに起こしたり、寝床の近くで騒いだりせずに休ませてあげましょう。

また、疲れ以外にも、暑さや、寂しさなどのストレスで吐くこともあります。
温度管理や愛犬と触れ合う時間を増やすなど、ストレスを減らす工夫で予防することができます。

注射をして帰宅途中に嘔吐

動物病院で予防接種を受けてから家に帰る途中で、
急に愛犬の具合が悪くなり嘔吐、なんてことはありませんか?

注射をしてあまり時間がたたずに吐いていることから、
アレルギー反応を起こした可能性が考えられます。
注射の成分が血液を介して体に行き渡り、それが刺激になって嘔吐をすることがあります。

注射後、約30分から24時間以内に反応が出るのが特徴です。
また、飲み薬にアレルギー反応を起こして吐いてしまうこともあります。

※吐いたときの対応と予防

注射を受けてから24時間以内に愛犬が嘔吐をしたら、
すぐに注射を受けた動物病院に連絡をしましょう。

注射以外でも、「薬を飲んだあとに吐いた」など、
アレルギーが原因で吐いたと疑われるときは、
危険な場合もあるので、すぐに動物病院に連絡をするようにしてください。

いかがでしたか?今回ご紹介したのは比較的よく見られるケースです。
万が一のときや、予防として、飼い主さんはぜひ参考にしてみてください。

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