正しいしつけでメンタルヘルスを確保

正しいしつけでメンタルヘルスを確保

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いぬは「群れ社会」をつくる動物です。
野心と体力のあるいぬは他のいぬを威圧し、ボスの座につこうとしますし、気弱ないぬは流れに身を任せて下っ端になります。
それぞれが自分のポジションを確認し、それにふさわしい態度をとろうとし始めるのが生後1〜2ヶ月ぐらいからです。
 
そしてこの時期の接し方を間違えてしまうと、問題行動を起こしやすい性格人なりやすいのです。
穏やかで無邪気な下っ端タイプのいぬは、友人のように扱っても特に増長せずかわいい愛玩犬になりますが、それ以外のいぬは問題です。
 
飼い主といぬの力関係は、とても大事です。
飼い主はいぬのボスでなければなりません。
特に野心的ないぬに対しては、毅然とした態度で接する必要があります。
飼い主は、物事の主導権を常に握り、アメと鞭を使い分けなければならないのです。
 
むやみに甘やかすと「分離不安」や「権勢症候群」に陥りやすく、逆に理不尽に厳しいと、急にキレる不安定ないぬになりやすくなります。
 
 

分離不安

分離不安は、いぬが飼い主の事を溺愛して離れる事が我慢できない状態です。
留守になると豹変し、周囲のものを破壊したり、吠え続けたりします。
 
飼い主が甘く接しすぎている場合もあれば、生まれもってのいぬの性格である事もあります。
番犬として屋外に繋がれていた昔とは違い、今のいぬは屋内で暮らす事が増えてきました。
 
昼間は家人が留守になる仮定もあるとはいえ、人とべったり一緒に暮らすようになった事で、最近増えています。
 
 

権勢症候群(アルファシンドローム)

権勢症候群は、自分が群れのトップでないと我慢できない状態です。
 
いぬは飼い主を自分の手下のように思っているので、撫でてもらっている時はいい子に見えますが、飼い主が何かを怒ると、猛烈にはむかってきます。
いぬにしてみれば、下克上が起こったと感じているのでしょう。
 
ちなみに「アルファ」は「1番目」という意味で使われています。

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