繁殖犬として酷使されてきたジャーマンシェパード犬。保護され、見つかった病と残された余命とは。

繁殖犬として酷使されてきたジャーマンシェパード犬。保護され、見つかった病と残された余命とは。

昨年10月、米ペンシルベニア州にある子犬工場で”繁殖犬”として飼育されていた10歳のジャーマンシェパードが保護されました。

「ヴィクトリア」と名付けられたそのジャーマンシェパードは、それまで10年間繁殖のための”道具”として生かされ、子犬が産めない体になるとゴミのように捨てられたそうです。

少なくとも100匹以上の子犬を産んだ彼女の体は、保護された時にはボロボロの状態でした。

「ヴィクトリアは10年間ずっと屋外で鎖に繋がれ、ただひたすら子犬を生むことを強制させられていたようです。彼女の左目は他の犬に噛まれて失明し、前足は草刈り機に巻き込まれて変形していましたが、オーナーは一度も彼女に治療を受けさせたことがないと話していました。」

ヴィクトリアを保護した動物愛護団体はこうコメントしています。

ヴィクトリアは「変性性脊髄症」と呼ばれる進行性の脊髄疾患を患っており、獣医師からは余命が半年から1年しかないことを告げられました。

そこで、動物愛護団体の方々はヴィクトリアの残りの犬生を幸せで溢れるものにしたいと考え、「V For Victoria」というキャンペーンを企画・開催したそうです。

キャンペーンの内容は、

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