極寒の中、公園の木に繋がれたまま捨てられた犬。そして、残されていたメモに書かれていた内容とその行動に心が痛む。

極寒の中、公園の木に繋がれたまま捨てられた犬。そして、残されていたメモに書かれていた内容とその行動に心が痛む。

ステファニーさんが呼びかけたことで、グループの人たちは毛布や温かい飲み物を持って公園に集まってきます。誰もが目の前の犬の悲しみを共有していました。

この辺りを散歩する人たちは、みな愛犬家にふさわしい温かい心の持ち主です。

ステファニーさんは、「デュークを捨てた飼い主は、ここに捨てれば優しい人に保護されると思っていたのかもしれません」と語っています。

通報から50分後、警察官が到着し、ステファニーさんは例のメモを手渡しました。さらに10分後には動物管理局の職員が到着し、犬は怖がっていて誰も寄せ付けないことを伝えます。

保護されていくデュークの背中を見送りながら、彼の手足が凍えてはいないかとても心配だったそうです。

動物管理局に保護された当初のデュークはまだ怯えていましたが、職員たちからの愛情を受けるごとに心を開き始め、すぐに尻尾を振るようになりました。

問題行動も一切なく、デュークはいっぺんに職員たちのアイドル的存在になります。

多くの人が鳥のさえずりや散策を楽しむ公園に犬が捨てられたことを、メディアも取り上げました。そのことでデュークの存在が全米に知られることとなり、何人もの里親希望者が現れました。

飼い主が直接動物管理局に持ち込んでいれば、すぐにでも里親に引き渡せるのですが、デュークのように遺棄されていた犬は一定の保留期間が必要です。

そして保留期間が解禁され、最適な里親選びが始まりました。デュークの新しい飼い主は、アメリカ陸軍に所属する、ウォレスホワイトさんに決定します。

実はウォレスさん、デュークの事件が報道されたことはまったく知りませんでした。管理局を訪れた際に、その「人格」に一目惚れしたのがデュークだったのです。

一度は飼い主に捨てられて人間不信に陥ったデュークでしたが、たくさんの人の手を借りて、ようやく永遠の家族に出会うことができたのでした。

参照元:notasdemascotas

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