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アメリカには、子どもが動物に本を読み聞かせる『Paws to Read』というプログラムがあります。大学の研究結果から、『Paws to Read』は次のような効果があるといわれています。
セラピードッグや保護猫に対して、定期的に本を朗読している子どもたちは、読書スキルが大幅に向上しています。
アメリカのミネソタ州にある『ホワイト・ベアー・レイク図書館』も、子どもたちのために『Paws to Read』の活動に参加している、施設の1つ。
セラピードッグが図書館を訪れて、子どもたちの朗読を静かに聞いてくれます。ですが、ある日のこと。それを写した、悲しすぎる写真が人々の心に刺さりました。
退役軍人のジョン・ミュエルナーさんと一緒に暮らしている、セラピードッグのスティングくん。
元々はレースで走っていた犬なのですが、引退してジョンさんに引き取られました。
その後は、スティングくんはセラピードッグとして活躍。2018年2月7日には、『Paws to Read』の相手として、『ホワイト・ベアー・レイク図書館』を訪れたのですが、
誰もいない。
朗読に来る子が、1人もいなかったのです。
そして、スティングくんのためにジョンさんがある行動を起こします。
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