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酸攻撃の被害者は、体だけでなく心にも一生消えない傷を負ってしまう。
このほどインドで、1匹の犬が残酷な酸攻撃の犠牲になり瀕死の状態に追い込まれたが、救助スタッフらの懸命な治療のおかげで奇跡的に回復した。
インド西部のゴア州で、1匹の犬が酷い怪我をした状態で捨てられているところを村人らが発見した。
犬の顔は目から鼻にかけて酸を浴びせられた跡があり、皮膚と皮膚組織を破壊し、頭蓋骨が露わになっていた。
その大きな傷は感染症を起こしていて、犬は生命の危機にも晒されていた。犬に残酷な仕打ちをした犯人は、未だにわかっていない。
悲惨な犬の状態を見た村人らは、「Worldwide Veterinary Service(以下WVS)」に連絡した。
WVSはイギリス人獣医ルーク・ギャンブルさんによって設立された英ドーセットに拠点を置く慈善団体で、インドやタイ、アフリカのマラウイなどにも活動の場を置いて、捨てられた犬や虐待を受けた犬、怪我をした野良犬などの長期臨床ケアを行っている。
WVSではインド人獣医師や地元の慈善団体スタッフらに外科技術のトレーニングを行っており、今回も村人らから連絡を受けたWVSの獣医らが、この犬の救助にあたった。
そして、犬のその後とは。
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