子犬を助けてほしいと保護スタッフに近寄ってきた母犬。そして、スタッフが目の当たりにした現実とは。

子犬を助けてほしいと保護スタッフに近寄ってきた母犬。そして、スタッフが目の当たりにした現実とは。

その日、プエルトリコの海岸で動物保護スタッフのクリスティーナさんたちは、ある迷子犬の捜索をしていました。

しかし、目的の迷子犬は見つからずスタッフが車に集まっていたところ、ふと見ると1匹の母犬が近寄って来るではありませんか。

ブリンドルの被毛はかなり汚れており、体も痩せていました。クリスティーナさんは、お乳の垂れ下がった犬を見て、おそらく近くに子犬がいるに違いないと確信します。

母犬の顔は穏やかで、文字通り笑顔でスタッフに微笑みかけました。「私を助けるためにここに来たの?」と、語りかけているようだったと言います。

クリスティーナさんは「リース」と名付けた痩せた母犬に、まずは食べ物を与えました。少しだけ空腹が満たされたところで、母犬に話しかけます。

「リース、あなたの赤ちゃんたちはどこにいるの?私たちに教えてくれないかしら」

ご飯を食べ終わったリースはその言葉を理解したかのように、リードを首に付けることを嫌がらず、クリスティーナさんたちを誘導し始めました。

母犬とともにしばらく歩いて行くと、地面に置かれた大きなコンテナの前でリースは立ち止まります。しかし、クリスティーナさんは不吉な臭いを感じました。

「このニオイは、きっと子犬が死んでしまったのね」と、悲しい気持ちをこらえてコンテナの下を覗き込んだクリスティーナさんが目にしたのは…。

そして、不吉な予感は的中することになるのです。

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