▼ 過去に多くシェアされた記事
その日、プエルトリコの海岸で動物保護スタッフのクリスティーナさんたちは、ある迷子犬の捜索をしていました。
しかし、目的の迷子犬は見つからずスタッフが車に集まっていたところ、ふと見ると1匹の母犬が近寄って来るではありませんか。
ブリンドルの被毛はかなり汚れており、体も痩せていました。クリスティーナさんは、お乳の垂れ下がった犬を見て、おそらく近くに子犬がいるに違いないと確信します。
母犬の顔は穏やかで、文字通り笑顔でスタッフに微笑みかけました。「私を助けるためにここに来たの?」と、語りかけているようだったと言います。
クリスティーナさんは「リース」と名付けた痩せた母犬に、まずは食べ物を与えました。少しだけ空腹が満たされたところで、母犬に話しかけます。
「リース、あなたの赤ちゃんたちはどこにいるの?私たちに教えてくれないかしら」
ご飯を食べ終わったリースはその言葉を理解したかのように、リードを首に付けることを嫌がらず、クリスティーナさんたちを誘導し始めました。
母犬とともにしばらく歩いて行くと、地面に置かれた大きなコンテナの前でリースは立ち止まります。しかし、クリスティーナさんは不吉な臭いを感じました。
「このニオイは、きっと子犬が死んでしまったのね」と、悲しい気持ちをこらえてコンテナの下を覗き込んだクリスティーナさんが目にしたのは…。
そして、不吉な予感は的中することになるのです。
PAGES: 1 2
いいね を押して
最新情報をいち早く受け取ろう!!
コメントを残す