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昨年11月15日、テリーザ・モリーニさんは夫とともに犬の「ディーテ」を連れて米ニューヨーク州アムステルダムにある母親の墓を訪れました。
スラブ語で「小さい」という意味のディーテは、昨年9月までテリーザさんの母親の飼い犬でした。
しかし9月24日に86歳で帰らぬ人となってしまってからは、娘のテリーザさんがディーテを引き取り世話をしているそうです。
11月15日、テリーザさんは母親と父親が共同埋葬されてある墓にクリスマスリースを飾るためにディーテを連れて墓参りをしました。
だが帰る際になって「ディーテ、行くわよ」と声をかけても、ディーテはテリーザさんを見つめたまま墓のそばに横たわり動こうとはしなかったのです。
「ディーテ、こっちにおいで。帰りましょう」とさらに呼ぶと、やがてディーテはテリーザさんのもとへと歩み寄ったが、途中で立ち止まりお座りの姿勢を取りました。
テリーザさんが何度呼びかけてもディーテは応じず、再び亡き飼い主の墓のそばで横たわります。
この光景を動画に収めていたテリーザさんは、「ちょっと…泣けてくるわ」と呟きながらも、「ディーテ!」と呼び続けた。テリーザさんの夫も「ディーテ、ずっとここにいるわけにはいかないんだよ」と優しく諭すようにディーテに語りかけています。
それでもディーテは全く動く気配を見せなかったため、最終的にはテリーザさんの夫がディーテを抱えて車まで運んだという。
この動画を投稿したテリーザさんは、こう話します。
「ディーテは、私の母に5年間飼われていました。ほとんど家を空けることがなかった母にとって、ディーテは良き仲間だったと思います。墓地に連れて行くと、いつも元気なディーテが信じられないほど静かになりました」
その実際の様子がこちら。
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