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ビクトル・ラークヒルで診断を受けた結果、カネッラの足首の変形の原因は「リーシュマニア症」によるものだと判明したのです。
リーシュマニア症とは、リーシュマニア原虫による感染が原因で、サシチョウバエ類が媒介する人獣共通感染症です。
その症状は内蔵型と皮膚型に分かれ、体重減少や嘔吐、肝臓・脾臓の肥大、リンパ節の腫れなどが診られますが、放置すれば命を落とすことも少なくありません。
カネッラは皮膚症状と結節の腫れがあったので、皮膚型のリーシュマニア症だったのかもしれません。
カネッラの状態もこのまま放置しても良くなる見込みはなく、唯一の回復方法は手術することでした。関節固定と呼ばれる手技により脚を正常に動かせるようになるのです。
そして、スイスの救助者2人は、脚の手術を受けたカネッラに会うためにビクトル・ラークヒルを訪れました。
女性の救助者は再会の喜びと不安からか、思わず涙が溢れだします。
その気持ちを受け止めた男性救助者は優しく彼女の肩を抱きしめます。
まだ左脚にギブスやカテーテルが付いたままのカネッラでしたが、2人の顔を見るなり大きく尻尾を揺らして喜びを表現しました。
喜びのあまり脚をバタバタさせたせいでカテーテルは外れてしまいましたが、カネッラはそんなことはお構いなしです。
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