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しかし、動物保護団体との何度かの面接や家庭訪問を経たのちにカーティスさんの里親申請書は承認され、晴れてコングの里親になることができました。
そしてようやくコングとカーティスさんの対面が果たされます。
コングのリードが手渡されたカーティスさんは、目の前に座っているコングにこんな質問をします。
「君を新しい名前”ジブ”と呼ぶつもりだよ、気に入ってくれるかい?ジブ、君は僕と一緒に帰ることを望んでいるかい?」
すると、コングはすべてを理解したかのように、カーティスさんの目を見つめると抱き着いてきました。そして、カーティスさんの胸に深く頭をうずめてくれたのです。
カーティスさんは、愛らしく頭を押し付けてきたジブの姿を生涯忘れられない瞬間として、胸に刻み付けました。
1歳までは撫でられることも抱きしめられることもなかったコングは、その名前を変えると同時に、永遠の家族として迎えられたのです。
カーティスさんはのちに「私がどれだけ彼との生活が満たされたもので幸せかは、言葉にはできないほどです。どれだけ彼によって救われたか…。私は生涯ジブを愛し続けます」と語っています。
参照元:thedodo
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