ひき逃げされた犬。優しく看病してくれた女性に会うために300kmもの道のりを2週間かけ歩き、会いに行く。

ひき逃げされた犬。優しく看病してくれた女性に会うために300kmもの道のりを2週間かけ歩き、会いに行く。

ある年の冬、ロシア南部連邦管区ロストフ州ロストフ・ナ・ドヌ市で野良犬だったシャビィがひき逃げにあい、瀕死の状態で発見されました。

凍えるような寒さの中で路肩に横たわっていたシャビィは、通行人により獣医のもとに運ばれたのです。

2本の足を骨折しており手術後には看病が必要だったため、ネットで里親を募集することに。

ロシアのメディアによると、地元でたった1人名乗りをあげたのがニナ・バラノフスカヤさんだったといいます。

早速ニナさんに引き取られたシャビィでしたが、事故のトラウマで車や見知らぬ人がそばを通り過ぎるだけで警戒し、失禁を繰り返したそうです。

ニナさんは犬専用のオムツをあてがって看護し、空いている時間はできるだけ一緒に遊ぶことにしました。

そして根気よく接しているうちに「お手」や「お座り」をマスターし、トイレのしつけも覚えるほど回復したのです。

そして、約1年後、ニナさんは他にもペットがいること、また仕事と幼い娘の子育てとの両立も考えて、元気になったシャビィをロストフ・ナ・ドヌ市から約185マイル(約300キロ)北に位置するヴォロネジ州の犬好きの友達に引き取ってもらうことにしました。

しかし喜んでいたのもつかの間、2日後にシャビィは突然姿を消してしまったのです。

「とにかく元気でいて欲しい」と願ったニナさんであったが、2週間後に奇跡が起こります。

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