里親に迎え入れた愛犬を手放すという苦渋の選択をした家族。その愛犬への想いが次の家族へと託される

2016年の9月に「ライノ・ライトニング」という名前の3歳になる犬が、ユタ州愛護協会から4人の小さな子どもたちのいる家族へと引き取られていきました。

その後、彼は数カ月間この家族の素で暮らしていました。

しかし残念ながら先週、再び愛護協会へと戻されてしまったのです。

協会に所属するディーン・シェパードさんは今回の経緯をこう説明しました。

「引取先の家庭で動物に十分なケアを提供できなくなるケースは、時折起こりえます。ライノを返還するという選択も、元の飼い主さんたちにとって、決して簡単なものではありませんでした」

特に一番小さな娘さんにとって、それはあまりに辛い決断だったようです。

彼女はライのを返す際、シェルターのスタッフに新しい飼い主へ当てた手紙を書き、それを託しました。

「このメッセージを読んでいるっていうことは、今、ライノはあなたの所にいるのよね。
この子は私の犬だったの。
私は、この子が良い環境にいられることを心から願っているわ。
一緒にいられなくて本当に寂しい。
この子をとっても可愛いって思ってたこと、わかってくれているといいんだけど…」

ライノの新しい家族に対し、たくさんの要望を書きました。

1日に2回~3回は散歩に連れて行ってほしい。1ヶ月に1回はお風呂に入れて欲しい。そしてライノに対してたくさんの関心を持ってほしい。

そして手紙はさらにこう続きます。

PAGES： 1 2