肥満犬を走らせても痩せない?

肥満犬を走らせても痩せない?

いぬの散歩の意義

 

気分のリフレッシュ
肉体的運動
しつけの機会

 

大きく分けて上記のように3つありますが、いぬもやみくもに家の外に連れ出せばいいという訳ではありません。

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気分のリフレッシュ

 

いぬの性格によっては、外が嫌いで立ちすくんでしまったり、お漏らししてしまったりするほど嫌がる場合もあります。
飼い主が無理に連れ出して、精神的に病んでしまったり、移動を拒否して踏ん張ったりしているいぬを力任せに引っ張って、のどや足の裏を怪我してしまったというケースもあります。

 

子いぬであれば少しずつ外に慣らす練習をすればいいですが、成犬になってもなお散歩を嫌がるのであれば、屋内100%の「お座敷犬」として生活させる事も考えましょう。

 

逆に、自分の体力も考えずに、無限に散歩を続けようとするいぬもいます。
このような場合は、いぬが疲れ果てる前に帰るようにしましょう。

 

高齢のいぬや、体の弱いいぬは長距離歩かなくとも、家の近くを丹念に歩き、においを嗅ぎ回ってゆっくりウロウロするだけでも十分でしょう。
カートに乗せて、お気に入りだった場所まで遠征するのも喜びます。

 

 

肉体的運動

 

飼い主で多いのがいぬを散歩に連れ出して運動させればダイエットできるという誤解です。
いぬは人間と違い、持続的に長距離を走る事に適した体になっています。

 

散歩時の運動効果は「ダイエット」ではなく、「エクササイズ」をしていると思ってください。
むやみに走り回らせると関節疾患や怪我のもとになります。
散歩はあまりカロリーを消費できません。

 

小型犬は軽く歩き回る散歩で事足りますが、狩猟犬や牧畜犬はかなりの運動量を好みます。
出来るなら「ドッグラン」のような場所でしばらく自由に走り回ってもらいたいところです。

 

しかし、地域によってはあまりそのような施設がないところもあるでしょう。
そんな時は飼い主が頑張って路上を走ってあげるしかありません。

 

ふだん家で十分に体を動かせてない大型犬の場合、3km程度を数十分かけて散歩するぐらいがいいでしょう。

 

 

しつけの機会

 

しつけというのは普段の生活の中で「誰が偉いのか」「やって褒められるのはどういうことか」「怒られるのは何か」というような事を自然に仕込んでいくものです。

 

散歩に出るとほとんどのいぬは、思うままの方向にダッシュしようとします。
これに飼い主がついて行くのでは、行動の主導権がいぬにあることになってしまいます。
リードを短く持ち、いぬが勝手に先行しようとしたら後ろに引き、誰が偉いのかを教えなくてはいけません。
最近はこのようなしつけに向いたチョーク首輪などがペットショップに販売されていますので、これらをうまく活用するといいでしょう。

 

 

理想は飼い主の脇を出過ぎず、下がり過ぎず、並走するのがいいでしょう。

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