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アメリカ・ペンシルベニア州に暮らす1人の男性が亡くなっているとの通報を受け、駆けつけた救急隊員らが発見したのは、男性だけではありませんでした。
裏庭に1匹の犬がいたのです。亡くなった男性の飼っていた犬だったそうです。
アメリカでは初めに駆けつけるのは何にしても消防隊らしく、救急隊員らより先に駆けつけていた消防隊員らは「犬には近づかない方がいい。人間を警戒しているようだ」と話していました。
しかし、少ししてから救急隊員らが近寄ってみると、その真逆で犬はとても人間が好きなようでとても嬉しそうに近寄ってきたのです。
のちに亡くなった男性の身内に連絡が取れ、犬の存在についても話しました。すると、身内の中には男性が犬と共に暮らしていたことを知り人は誰もおらず、突然犬をどうにかしろと言われても、という状態でした。
突然の身内の死。突然現れた動物の世話の行方。きっと一気に押し寄せてきた「考えなければいけないこと」に少し頭もパンクしかかっていたのかもしれません。身内らは、「犬は安楽死させようと思う」と答えたのです。
そんな身内の判断に対し、救急隊員は「簡単に”殺す”という判断を下してはいけません」と話し、「私たちが引き取ってもいいですか?」といいました。
こうして犬は消防隊の仲間入りをすることになったのです。
犬は「ホープ(希望)」と名付けられました。
消防隊には、すでに同じように保護された1匹の犬「ハンフリー」が仲間として過ごしていました。仲良くできるか心配だったものの、その心配は全く必要ありませんでした。
2匹はすぐに打ち解け、仲良くなったのです。ずっと飼い主とふたりきりだったホープにとって、犬の友達ができたのはもしかしたら、初めてのことだったかもしれません。
ホープは人懐っこい性格と、その持ち前の明るさですぐにみんなに打ち解けました。
救急隊員らも、想像以上にホープを暖かく迎え入れてくれ、みんなして穏やかな時間を楽しんでいました。
しかし、あることに気づきます。ホープの前足の1本がなんだかおかしい。
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