凍傷や皮膚病に苦しみながらゴミを漁り食べていた野良犬を保護。そして現在の姿とは

凍傷や皮膚病に苦しみながらゴミを漁り食べていた野良犬を保護。そして現在の姿とは

2017年が始まったばかりというのに、アメリカのイリノイ州のシカゴで悲しい事件が起こりました。

シカゴの通りでゴミを漁り、そしてゴミを食べる1匹の野良犬の姿が目撃され動物保護施設に保護されました。

名前は「エヴァン」。その姿はこの写真からも分かる通り、とてもひどい状態でした。

伸びきった毛。そしてお腹から背中にかけて大きく毛が抜け落ちあらわになった皮膚。さらにその体は寒さで凍傷になりかけていました。

もともな食事にはしばらくありつけていなかったのでしょう。ずっとゴミを食べ続けていたエヴァン。しかしそのお腹は、なぜかパンパン。

獣医曰く、おそらく寄生虫や消化しきれていない物質によってこのような状態になってしまっているのだそう。

施設スタッフらは、実際にエヴァンと触れ合って見て、きっと以前は飼い犬だったであろうことを確信したそうです。

一体何があって現在、このような姿で街を彷徨っているのか。

確かなことは、スタッフたちにとって「2017年も悲しい虐待事件で始まってしまった」という事実でした。

スタッフらはまず、その見た目を綺麗にしてあげることから始めました。

必要以上に伸びきった毛をカットしていきます。その体に似つかわしくないお腹の張り具合がよくわかります。

そして次はシャワー。きっと体の汚れを流すシャワーなんて今日まで雨くらいしかなかったことでしょう。

それをしっかり綺麗なお湯で流し、シャンプーしてあげるとこんなに白い姿が現れました。

爪はこんなに伸びていたエヴァン。

しかし、あまりに長い間このままだったので、当然他の犬のように綺麗な短い爪にすることは難しく、ひとまず爪切りはしたもののこれからもこまめに爪切りをして徐々に元の状態に戻していく必要があるそうです。

そして、全身を綺麗にしてもらったエヴァンがこちら。

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