何百箇所もハチに刺された犬。飼い主に捨てられるも、酷い状態から回復し無事に里親と巡り会う

写真に写るのは「スティンガー」。ピットブルとの雑種であるスティンガーは生後10ヶ月の時、最悪の状態で獣医の元へと運ばれてきました。

スティンガーは体中何百箇所もハチに刺されていたのです。

どうやらスティンガーは誤ってハチの巣に突っ込んでしまい、ハチから猛攻撃を受けたようです。さらに、スティンガーはハチに対しアレルギーを持っていました。そのため、飼い主は恐れからか動物病院にスティンガーを押し付けそのまま立ち去ってしまったのです。

動物病院ではスティンガーの必死の治療を進める一方で、飼い主を探し出そうとします。

しかし、飼い主の男性は特定できる情報をなにも残していかなかったのです。幸い、ミシガン州にある「LuvnPupz」という動物保護団体がスティンガーを保護することになりました。

スティンガーはハチに刺された後遺症に加え、疥癬という皮膚病も患っていました。LuvnPupzの創設者であるカーリ・シパイラさんは、スティンガーの命の危険が迫っていると感じていました。

弱っていたスティンガーでしたが、職員たちに愛嬌を振りまき癒してくれたと言います。

「この子はとてもつらい状況にあるにもかかわらず、私の膝の上に頭を乗せて甘えてくるほど人なつこかった。彼はずっと、こういった触れ合いと愛情を必要としていたの」

カーリさんはこう話します。

そして。

PAGES： 1 2