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アメリカのテキサス州にあるエーブル・スプリングスでドッグファイティング用の犬たちが飼育されていました。
動物虐待防止協会の「SPCA」は闘犬賭博を行っているとの情報を掴み、問題の民家へと摘発に向かいました。現地に到着すると、番犬用の犬とみられる1匹のメス犬が発見されました。
この犬はピットブルでしたが、ドッグファイティングとして使われた形跡こそはありませんでしたが、十分なエサが与えられていないことはすぐにわかりました。
このピットブルにはそぐわないほど太い首輪がつけられ、重たいチェーンが垂れ下がっていました。そのせいでスタッフが近づいても首を上げることすらできない状態でとても衰弱していたといいます。
その後、闘犬として飼育されていた13匹も次々に保護され、どの犬も満足なエサや水は与えられておらず、暑い日差しを遮るための屋根がついた小屋に繋がれていたのはほんの数匹だけでした。
保護した犬たちを施設へと移送する間、SPCAのスタッフが最も気がかりだったのが、番犬として繋がれていたメス犬でした。彼女は肉体的にも精神的にも崩壊寸前の状態でうなだれながた背中からは絶望感さえ漂っていたそうです。
獣医師が診断に取り掛かると、保護犬の体にはノミが無数にたかっており、血を吸われた皮膚は乾燥しひび割れていました。
犬たちには十分な栄養と水、そして休息と輸血が必要な状態で、もし数日保護が遅れていたら衰弱死していたことがわかりました。
スタッフらは、この犬に強く美しい心と勇気を持って生きてほしいとの願いを込め「グウェン・ステファーニ」と名付けました。
発見当時のグウェンの目には全く希望を感じられませんでしたが、スタッフたちの懸命な治療と愛情を受けたグウェンの目には希望が見れるようになっていったのです。
まだ完全に回復するまで時間がかかりますが、スタッフたちに会うと尻尾を振って笑顔を見せてくれるまでに回復。
虐待から1ヶ月半後。
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