施設の部屋の隅で自分の排泄物の上に横たわるラブラドール。ある女性の言葉によって運命が変える

施設の部屋の隅で自分の排泄物の上に横たわるラブラドール。ある女性の言葉によって運命が変える

アメリカのノースカロライナ州に住むタミー・グレーブスさんはシェルターに収容された動物たちを救う活動を行う動物保護団体の1人です。

前回シェルターを訪れた際に犬舎で目にしたある犬の姿を見て彼女は胸を痛めてしまいます。

その犬の写真がこちら。

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「シェルターに置き去りにされた犬たちはこのような状況にいます。
この子は昨日の朝、きっと元気にソファか温かいベッドから飛び起きて、餌を与えられるのを待ちながら、公園に行くのかな、それとも運が悪ければ獣医のところに行くのかな、なんて思いながら車に乗ったはずです。
その代わりに彼はここに連れてこられたのです。275匹の犬が出してと吠えたて、ドアが大きな音を立てて閉めらる、死の匂いのするこの場所に」

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「ここに来た動物たちは、2度と家に戻ることはありません。しかし、この子はそんな自分の運命を知りません。わかっているのは、ここに連れてきてと頼んだ覚えはないということです。無責任な飼い主の元に生まれたいと思ったこともないでしょう。
今この子は、自分のおしっこの上に座りこみ、恐怖で震えています。動くのを恐れ、視線を合わせるのを怖がり、壁に溶け込んでいなくなってしまえるのではないかと思っているのかもしれません。
そうすれば誰にも知られることなく、自分を待つ運命から逃れられるかもしれないのですから。
これが無責任な飼い主と、シェルターというシステムの現実です。私が伝えたいのは、シェルターの実態でも動物たちの救出劇でもありません。無責任な飼い主が問題だということを、伝えたいのです」

このFacebookの投稿は10万以上シェアされ多くの人たちが「ジューンキャッシュ」と名付けられた、黒いラブラドールを引き取ると申し出てくれました。

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今では、ジューンキャッシュは少しずつではありますが、人間を信頼し始めているといいます。

一度は家族になったものの無責任な飼い主によって、自分の感情を抑え恐怖に怯える動物たちがいなくなることを願うばかりです。

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