火事から家族全員を救った黒猫。ネコが家族を救うためにとった行動と、その後とは。

火事から家族全員を救った黒猫。ネコが家族を救うためにとった行動と、その後とは。

ルナはアメリカのサウスカロライナ州のチャペル・ルート家の一員として暮らしているメスの黒猫。

一家には他にサンシャインという先住犬がいます。しかし、猫を飼うのはこれが初めて。ルナが最初の猫だったのです。

奥さんのエミリーさんにとって、ルナは予想外の家族でした。

彼女は初め猫を飼う気はなかったが、6人の子どもたちと夫のジェリコの熱意に根負けしてルナを引き取ることにしたのです。

それでもしばらくするとエミリーさんもルナを気に入り、その後はスターという幼い黒猫も迎えました。

2人の大人と6人の子どもたち、1匹の犬と2匹の猫。

家族の数は合計11と、サッカーチームができるくらいの大所帯となりました。

しかし、もしあの時、エミリーさんがルナを飼うのを反対し続けていたら、一家は火事に巻き込まれ、家族の数は極端に減っていたかもしれません。

ルナはもともと外が好きな猫で、家族が寝ている間に帰宅して「朝になったよ~」と足にじゃれて起こし、ゲットした戦利品を自慢げに披露する猫でした。

それは8月1日の早朝。ルナが就寝中のエミリーさんのところにやってきて、足にじゃれつきはじめました。

一見いつもと変わらない彼女の行動には、緊急避難をうながすメッセージが込められていたのです。

「彼女はいつもと違ってかなりしつこくって、”起きて!”と言っているみたいでした」

最初はまたハントしてきた獲物を見せに来たとばかり思っていたエミリーさんでしたが、あまりに執拗なルナに負けて起きることにしました。そして、目が覚めると家の中がおかしいことに気がついたのです。

そして、その後。

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