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冷たい雨の降る中、散歩をしていた一人の女性がおろどくような光景を目にします。その女性が見たものとは、濡れた地面にまだへその緒がついたままの子猫が横たわっていたのです。
動かなくなったその子猫を、せめて埋葬してあげようと女性が抱き上げると、微かながら心臓が動いているのを感じます。なんと子猫はまだ生きていたのです。
女性はすぐさま紙袋に子猫を包み動物病院へと急いだのでした。そして子猫は、女性のぬくもりと紙袋に包まれたことによって体温が下がることなく一命をとりとめました。
無事に治療が終わると、女性には57ユーロの治療費の支払いが待っていました。実はあまり経済的に余裕のなかった女性ですが、この子猫の命が助かったことが一番で、命はお金に変えられないと気にもならなかったそうです。
その後、子猫は女性に引き取られ「アイリス」と名付けられました。
ミルクもたくさん飲んで今ではすっかり元気な姿に。
お気に入りのミルクボトルを抱っこして眠る姿も。
あの時、女性に発見されなかったら命を落としていたかもしれないアイリス。これからはいつまでも元気に暮らしていって欲しいですね。
– 出典 – heroviral
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