リスザルやオオガラゴなどの小型サルを飼育する上で覚えておきたい上手なエサの選びかた

リスザルやオオガラゴなどの小型サルを飼育する上で覚えておきたい上手なエサの選びかた

サルの仲間は比較的雑食性が強い傾向にあるようです。
それでは、サルを飼育する上で、栄養不足にさせないためには
どのようなエサの与え方が正しいのでしょうか?

今回は、個体に合わせた上手なエサの選びかたをご紹介します。

好き嫌いがはげしい?

雑食性がより強いサルの仲間は、
飼育下でのエサも単調にならないよう様々な種類のものを与えるようにしましょう。

サル類共通に言えることですが、
個体による好き嫌いがあり、特定のエサばかりを食べて、
他のエサを残してしまうことがあります。

このような場合、飼い主さんは栄養が偏らないよう
調節して与えるようにしなければなりません。

さらに、足腰がしっかりしないと、
木にしがみついたり飛び跳ねたりなどサル本来の行動ができなくなるので、
カルシウムはサルにとってかかせない大切な栄養の一つです。

もしも栄養が偏りがちなときには、
エサにカルシウム剤をふりかけて与えることも必要になります。

野生でのエサを知る

野生下では、リスザルは昆虫や果物をエサにしています。

オオガラゴのエサは植物の樹脂が主体で、7〜8割を占め、
その他に葉や果物、ゴム、昆虫、鳥、卵、小型の動物、爬虫類など。

ショウガラゴは、昆虫が7〜8割と多く、その他に小型の動物、果物や葉、
植物の樹脂やゴムなどを食べています。

アカテタマリンは昆虫、果物、植物の樹脂、爬虫類などを食べています。

飼育する場合も、それぞれこれらの食性をふまえてエサを選ぶようにしましょう。

ドッグフードをメインに

飼育する場合は、どれもドッグフードをメインに、
副食として果物、補助的なエサとして野菜、肉、昆虫などを組み合わせて与えます。

リスザルの場合は、特に果物、昆虫を多くします。

オオガラゴは、果物、野菜を多く与えましょう。

ショウガラゴは、昆虫を多く与えます。
体が小さいので、その他のエサも食べやすい大きさに切ってあげるようにしてください。

アカテタマリンは、果物、昆虫を多く与えます。
エサは食べやすいように、小さく切って与えてください。

補助的なエサ

・野菜
根菜類、青菜類、いも類、豆類などの野菜をときどき与える

・昆虫
市販のミルワーム、コオロギ、乾燥イナゴなどや、自分で採った虫でも問題はありません。
これらは冷凍保存することが可能です。

・カルシウム
乳製品、にぼし、塩土などのカルシウムは重要です。
栄養がかたよらないよう、十分に摂取できるように飼い主さんは調節して与えてください。

犬や猫とは違い、サルは病気になった際に診てもらえる病院も多くはありません。

だからこそ、日頃から栄養が偏らないよう、
食事に気をつけて健康管理をしっかりとしましょう。

必要な栄養や補助となるエサなど、ぜひ参考にしてみてください。

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