フェレットのお迎え症候群

フェレットにはお迎え症候群というものがあります。 フェレットの多頭飼いをする際、新しい子と先住の子の間での顔合わせがストレスになり 嘔吐や下痢、やわらかめの便、緑色の便（緑色は腸の壁がはげた色）をすることがあります。

 

 

新しい子が来たことによる環境の変化や、 飼い主さんが新しい子のお世話でかまってくれなくなったことによる不満などが原因になります。

 

 

また、新しい子が雑菌をもっていることもあります。 下痢や嘔吐が二日以上続くようなときには、動物病院で診察してもらう必要があります。

 

 

また大人のフェレットとベビーをすぐに一緒にすると思わぬ事故もありえます。 年齢差のあるフェレットをお迎えする際には、少しずつ無理なく慣らしていきましょう。

 

 

 

お家の中での順位

お世話をする際には、必ず先住の子から行うようにします。

 

 

新しい子が可愛くてつい先にお世話してしまいがちですが、それによって先住の子がやきもちを妬いてしまい、 ストレスになる場合もあるので、お家の中での順位を守らせるためにも気をつけてください。

 

 

 

仲良しになるまで

お迎えしてすぐに一緒のケージにするのではなく、数日間はケージ越しにお見合いをさせます。

 

 

お互いの存在を確認して、少しずつ慣れてきたところで2匹をケージから出し、一日数分と時間を決めて遊ばせます。

 

 

この時ケンカになってしまうようであれば止めに入るようにしましょう。

 

 

一緒に遊ばせる時間を少しずつ長くしていきさらに慣れさせます。 それでもなかなか慣れないようであれば、シャンプーをしてお互いのにおいを一緒にしたり、 二匹のにおいがついているものを、お互いのケージに入れてにおいに慣れさせます。

 

 

 

フェレットは比較的、多頭飼いしやすい動物ですが お互いが慣れるまでは焦らずに慎重に慣れさせるようにしてあげましょう。