母猫の代わりに飼い主さんが愛猫にしないといけない3つの事

母猫の代わりに飼い主さんが愛猫にしないといけない3つの事

安全な環境を整える

母猫は薄暗く静かな場所で子育てをする

母猫は、子猫を少しでも安全な場所で育てるため、場所選びには慎重です。
薄暗くて静かな場所だと敵から気付かれにくく、子猫を育てるのには安心できる格好の場所です。

飼い主さんは部屋の隅など。静かな場所に隠れ家的なベッドを用意してあげましょう。
猫は薄暗くて、静かな場所を本能的に安全と覚えているので、ドーム型やハウス型など、周りが覆われたタイプのベッドを置くと落ち着けるでしょう。
安心できる場所を提供してあげてください。

危険を察知したら子猫をくわえて避難

安全そうな場所でも危険な目にあうことはあります。
野生では、縄張り内をパトロールしている最中に命を落とす危険にさらされることもあります。
そのため、母猫は子猫と一緒の時は周囲に常に意識を配り、子猫を見守ります。
そして危険を察知したら、すぐに子猫をくわえて避難します。

飼い主さんは愛猫が苦手な人やものから避難させてあげましょう。
例えば、来客や掃除する時に使う掃除機など、猫にとって得体の知れないものは大変嫌がります。
苦手なものと接触させ、不必要に怖がらせると、家の中でリラックスできなくなる可能性も。
猫が苦手そうなものを使用しないといけない場合は、事前に猫を安全な場所に移動させたり、ケージなどに入れて避難させておきましょう。

トラブルを避けるためのルールを教える

猫社会のルールを覚え、他の猫とのトラブルを避けるのも身を守る術のひとつです。
母猫は、子猫が生後1ヶ月を過ぎ、好奇心旺盛になってっきたら、猫同士でやっていいこと、悪い事を教えるようになります。
例えば、噛み付いてきたら噛み返して痛みを教えたり、凝視してきたら叩いて敵意の意味だと子猫に教えます。

飼い主さんは子猫に危険が及ぶ行動は驚かせて「ダメ」と警告する。
母猫と同じように飼い主さんも猫社会のルールを教えなければなりませんが、つまんだり、叩くような行為は絶対にしてはいけません。
子猫が悪い事をしたら、手を叩いて大きな音を立てて驚かせたり、おもちゃなどで気をそらして「ダメ」を伝えてあげましょう。

狩りをマスターさせる

母猫は獲物の捕まえ方を教える

母猫が借りを教えるのは、子猫に乳歯が生えてくる生後1ヶ月くらいです。
狩りの成功率は約1割と言われていて、背雨猫でも難易度が高いため、母猫は段階を踏みながら獲物の捉え方を子猫に身につけさせます。
最初は尻尾で遊ばせ、段階を経て最終的には一緒に狩りに出かけます。

飼い主さんは狩りの気分を味わわせるためにも、1日10分くらいはおもちゃで遊んであげてください。
猫じゃらしなどのおもちゃは獲物の動きを再現しやすいのでオススメです。

甘えさせて安心を与える

母猫はスキンシップを取る

くっついたり、毛づくろいしたりと母猫は子猫と様々なスキンシップをとり子猫を安心させます。
猫は単独で行動する動物なので、自ら身を守る必要があります。
そのため、警戒心が強く、成猫になると他の猫と体をくっつけることはあまりありません。
だから、母猫は子猫の時期に一生分の愛情を与えると言っても過言ではないかもしれません。

飼い主さんは母猫の代わりにスキンシップをとり安心させる必要があります。
毛づくろいを真似たタッチで愛猫を小刻みに撫でると喜ぶので、喜んでいる場所を重点的にタッチしてあげましょう。

母猫は子猫に呼ばれると返事をする

子猫は母猫を見失って不安になった時や、食事や排泄など何か要求があるとき、「ニァーニァー」と泣きながら母猫を探します。
母猫はその呼びかけに答えるように高いトーンで泣きながら子猫のところまで向かいます。
そして、子猫に寄り添い舐めてあげたりして子猫に安心を与えます。

子猫が「ニァーニァー」泣きながら、飼い主さんを探していたら、普段より少し高めの声で優しく話しかけてあげましょう。
そうすることで安心して、飼い主さんに大きな信頼を寄せるでしょう。

子猫を飼うには、まず飼い主さんが母猫の代わりをする必要があります。
間違ったしつけは、ご近所トラブルに発展することもあるので、きちんとしつけて住みやすい環境を整えてあげましょう。

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