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犬の下痢の性状や症状は様々で、症状は「小腸」と「大腸」、各部位の異常によって異なります。
小腸に異常がある場合の下痢の症状
食べた物を消化・吸収する役割があるのが小腸です。
この小腸に異常があり下痢になる「小腸性下痢」は、「便の量は多く、回数は少ない」という特徴があります。
便の状態は軟便のときもあれば水っぽい時もあり、小腸が出血が起きると便が黒っぽくなってきます。
気をつけなければならないことは、長期の下痢になると合併症として「体重の減少」「嘔吐」「脱水症状」になります。
大腸に異常がある場合の下痢の症状
水分を吸収する役割があるのが大腸です。
この大腸に異常があり下痢になる「大腸性下痢」は、「便の量は正常あるいは少なめ、回数は多い」という特徴があります。
便の状態は軟便で粘り気があり、大腸で出血が起きると血便になることがあります。
大腸性下痢によって体重が減少することはありません。
原因として考えられることは大きく5つに分けることができます。
食事による下痢
犬が下痢をする原因としてもっとも多いのがこれです。
過食や高脂肪のものを食べた時や、フードを変えた時、食物アレルギー、腐った物や異物を食べた時などに起こります。
回虫や寄生虫感染による下痢
回虫症やマンソン裂頭条虫症などの寄生虫症によって起こります。
ウイルスや細菌感染による下痢
犬ポルボウイルス感染症や犬ジステンパーウイルス感染症、コロナウイルス感染症などのウイルス感染症や、大腸菌やサルモネラ菌などの細菌感染によって起こります。
腸炎などの腫瘍による下痢
胃や腸の腫瘍、悪性リンパ腫(消化器系)などによって起こります。
ストレスによる神経性の下痢
移動や引っ越しなどの環境変化によるストレスで起こります。
予防・解消法
下痢を予防するには、適切な健康管理・食事管理と日頃からワクチンをきちんと摂取しておくことが大切です。
ひろい食いから回虫症などの寄生虫に感染することもあるので散歩の時などは注意しましょう。
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