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しつけの出来ていないペットの問題点は、飼い主やその家族以外の人への迷惑となる行動にあります。
犬であれば、無駄吠えや噛みつき癖、小さなものから大きなトラブルに至まで様々な行動があげられます。
このような問題行動には必ず原因があります。
原因があるということは、解決する方法も必ずあるということになりますが、それには時間と工夫を要しますので、ペットと真剣に向き合うことのできない飼い主さんでは難しくなります。
ペットと飼い主さん2人だけの世界であれば、何も問題ありません。
しかし、見知らぬ人ばかりの外界でのペットの問題行動は、飼い主さんにとっては「かわいい」ものだとしても、第三者からすれば「迷惑」となってしまいます。
そのため、外の世界では「ペットだけではなく飼い主さんも常に見られている」ということを日頃から意識する意識改革が必要なのです。
ペット先進国では
「ドイツ」という国はペット先進国であり、ペットに対する意識、考え方が日本とは違います。
しつけを例にあげると、まず重要なのが「運動」次に「規律」そして最後に「愛情」が最後にくるそうです。
日本の場合は、ペットは愛玩ではなく、相棒という価値観から、しつけにおいてもまず「愛情」という飼い主さんが多いのではないでしょうか。
犬の場合ですと、生後半年までの去勢、避妊率も外国と日本とでは差があります。
ドイツの場合は、生後半年までに7割が去勢・避妊の手術を済ませるのに対し、日本は全体の3割程度です。
早いうちに去勢・避妊を済ませるとホルモンバランスや発情などに左右されることなく落ちついてしつけトレーニングを受ける事ができるというメリットがあります。
ヨーロッパ全体で盛んなのが犬の訓練学校です。
犬だけを通わせるタイプや飼い主も一緒に通うタイプ、トレーナーが家庭教師のように個別で指導するタイプなどがあります。
日本ではこのような訓練学校に行くのは稀なことで、しつけくらいは飼い主ができるだろうという考え方が一般的ですが、犬やペットと共に生活するのであれば「しつけをきちんと受けさせる責任」と、そうすることで「ペットと飼い主との関係を良くし、ペットへのストレスを無くす」
このことへの努力は、飼い主になる人は当然しなければならないことです。
最近はペットと同伴できる施設が増えてきていますが、犬やペットを好きな人間ばかりではないので、きちんとしつけされていないとトラブルの元になるということは、飼い主になる人は肝に命じて行動しなければなりません。
人間社会の一員になるということは、人間と同じ立ち振る舞いをするということではありません。
人間には人間の「適した行動」があり、ペットにはペットの「適した行動」があるのです。
ペットを可愛がるあまり、人間と同じ食べ物を与えたり、テーブルに着席させるなどの人間と同じ行動をペットにさせるのは、ペットに人間社会の一員になった錯覚を覚えさせる行為です。
ペットは自分に適した食べ物を食べて、自分に適した立ち振る舞いをする方が心身共に無理がなく楽なはずです。
可愛いあまりに人間の子供のように扱うのは、ペットの為にはならないのです。
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