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寝たきりのいぬに「おむつ」はお勧め出来ない
いぬが横倒しの姿勢で排尿すると、尿は吸水ポリマー層に到達せず、体にそって低い方へ流れます。
おむつから溢れ出してしまううえ、おむつ内部の尿はぐっしょりのまま長時間放置されます。
飼い主がまめに確認、交換すればいいのですが、おむつで覆われていると内部が見えないので、発見が遅れます。
今まで、おむつを履かせられた寝たきりのいぬが、細菌感染症膀胱炎と下腹部の湿疹を併発しているケースをよく耳にします。
おむつは「立って歩けるいぬが失禁してしまう」ときに利用すべきでしょう。
寝たきりになったいぬの食餌の与え方
寝たきりのいぬは、食餌を自分でとる事が難しくなります。
この場合は飼う主が口まで運んであげる必要があります。
寝たきりになる前の状態でのドッグフードの量、水の量を忘れずに記録しておき、目安にしてください。
寝たきりのいぬは、水だけを口に入れるとむせる事があります。
飲みにくそうにしているときは、水とドッグフードを一緒にミキサーにかけ、ペースト状のドッグフードをつくってください。
ペースト状のドッグフードは、注射器などのポンプで口にそっち入れます。
無理にねじ込むと気管に入って危ないので、ほおの内側か舌の上に少しずつ乗せながら、上手に飲み込めるポイントを探しましょう。
あくまでも、自分の意志で飲み込ませるようにしないと危険です。
なかには、従順に飲んでいるように見えるのに、気管に流れこでしまっているいぬもいますので、その時はむせていなくても、食事終了の呼吸の様子は、注意深く観察しておく必要があります。
理想的な介護をしようと思ったら、大変な努力が必要です。
現実問題として、完璧に介護しているご家族はめったいにありません。
しかし長年連れ添った家族の「最終ステージ」です。
愛犬に合わせて環境と整えて、出来るだけ楽に暮らせるようにしてあげましょう。
きっと訪れるのであろう、自分が介護される側になったときの事を想像しながら最善をつくして欲しいものです。
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