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緊急事態になったら
ペットの生命に関わるような緊急事態になったら自宅での処置に時間をとられて病院での処置が遅れては何もなりません。
まず、動物病院に連れて行くことを考えましょう。
それでは間に合わない。。そんな時のために覚えておきましょう。
呼吸をしていない時はどうする?
呼吸をしていない時は一刻を争います。たとえ5分、10分であっても放置することはできません。
動物病院へ向かう車の中で出来る処置としては、”人工呼吸”があります。
まず、のどに何かつまっているものはないか調べて下さい。
のどに何もつまっていない、もしくは、取り除いたのに呼吸をしない時には「マウス・トゥ・ノーズ」で人工呼吸をします。
やり方としては、
1、犬を横にした状態で犬の口を完全にふさぎます。
2、およそ3秒間、鼻の穴から空気を吹き込み、空気が肺に入り胸の辺りがふくらむまで数回行います。
3、1分ほど犬が自力で呼吸できるようになるかどいうか観察し、できないようなら人工呼吸を続けて行います。
心臓が動いていない時はどうする?
心臓が動いているかどうかは、首の足や付け根にある動脈で確認できますが慣れていないと脈を見つけるのが難しいので、胸の鼓動を確認する方がより確実といえます。
鼓動を確認して心臓が動いてないと分かったら心臓マッサージを試みましょう。
1、平らなところにペットを体の右側が下になるように横向きに寝かせます。
このとき、首はまっすぐ前に伸ばして空気が喉を通りやすい状態にし、口や喉に吐いたものや唾液などがあれば取り除きます。
2、小型犬の場合は体の胸の部分を、両手の親指が心臓の場所に隣同士になるよう包み込むようにつかみ力を加えます。
中型・大型犬の場合は、手の甲にもう片方の手を乗せるように重ねます。
このとき、下の手の親指の付け根が心臓の辺りにくるように手を置き、ひじを伸ばし重ねた手に体重をかけるようにして力を加えます。
3、1秒間に1〜2回の間隔で力を加えます。
心臓が止まっていると呼吸もしていないので、小型犬の場合は10回に1回、中型・大型犬の場合は5回に1回のペースで人工呼吸を行います。
心臓を押す力は弱すぎても強すぎても効果がありません。
体重計の目盛りが、小型犬で5kg、中型犬で10kg、大型犬で20kgのところにくるぐらいの力加減を目安になるので時間がある時にでもどの程度か確認しておくとよいでしょう。
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