【犬】そっと寄り添うセラピードッグ

 

セラピードッグとは？

触れ合いや交流などを通して病気やケガはもちろん、精神的に痛手を受けた人々の不安を癒し、心身ともに気力を高めていく高度な訓練を受けた犬たちのことをいいます。

 

このドッグセラピーの効果を検証している機関は日本にもあります。

 

では、このセラピーの効果はどのようなものなのでしょうか？

 

・生理的効果

 

生理的効果(せいりてきこうか)とは、体内のホルモンや脳内の伝達物質、神経系などにプラスの変化が起きることを言います。

 

たとえば、犬と接することで人の脳には「ドーパミン」と呼ばれ「楽しい」という感情の源のような物質が増えると言われています。

 

このドーパミンが増えれば増えるほど人は「楽しい」と感じることができるので、結果的に、「犬と触れ合っていると楽しい」ということを体感することができるというわけです。

 

そのほかにも、人間の体内には「副交感神経(ふくこうかんしんけい)」と呼ばれる「リラックスしている状態」に深く関係する神経があるのですが、
動物と動物と接することによって、この副交感神経がより活発になると考えられています。

 

活発になればなるほど、いわゆる「リラックス」している状態を作りだすというわけなのです。

 

このように、犬や他の動物と触れ合うことで、人間の体内の血圧を下げたり、ストレスを軽減する効果があるという研究結果が出ているのです。