定期検診で早期発見

定期検診で早期発見

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人と違って自分の病状を説明できないいぬは、どうしても異常の発見が遅れます。
 
この遅れを減らすには、信頼できるかかりつけの獣医を見つけて、こまめに調子を見てもらう事です。
飼い主の観察で特に目立った不調がなくても、たまには専門家である獣医に連れていく事が重要です。
 
病院に連れていけば、耳の掃除や、簡単な身体検査をしながら、飼い主と雑談する過程で、思いがけない病気を早期発見できる事も多いのです。
 
若くて病歴がないいぬなら、神経質にならなくてもいいのですが、中高年以降のいぬであれば、1〜2ヶ月に一度くらいは顔を獣医に見せてあげた方がいいでしょう。
 
 

いぬにも「定期検診」のすすめ

出来れば、多くの人が毎年、「定期検診」を受けるのと同じようにいぬにもきちんとした定期検診を受けてもらいたいのです。
 
いぬの時間は「ドッグ・イヤー」と言われるぐらい、人より早く進みます。
具体的には「人の4倍の速度」で流れていると考えられます。
 
1年に1回の検査でも、人の置き換えれば4年に1回にすぎないのです。
 
例えば、「70歳の人が次に検査を受けるのが74歳」と仮定した場合、間が開き過ぎと感じる人がおおいでしょう。
 
毎年、いぬに定期検診を受けさせるのは決してやり過ぎではありません。
定期検診は通常、血液検査と体幹部のレントゲン写真撮影です。
 
この2つであらゆる病気を早期発見できるわけではありませんが、なにもしないよりははるかに安心です。
いぬが2〜3歳を超えたあたりからは、若くて健康な時期のデータを取っておくという意味も込めて、定期検診をおすすめします。
 
健康な時のデータがないと、歳をとってから複雑な問題を抱えてしまった際、いきなりいくつも異常が見つかってしまい、どれが今の不調にいちばん関係が深いのかが、わからない事があるのです。
 
人の「母子手帳」のように「愛犬手帳」を用意して、獣医から渡されるデータを貼付けて保存しておけば、いざと言う時にすぐに見返せて便利でしょう。
引っ越しなどで、歳をとってから掛り付けの獣医を変えた時にも役立ちます。

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