譲渡会で誰からも見向きされなかった高齢の犬。家族が見つかるも、近隣からの苦情によって引き離されそうになる。

譲渡会で誰からも見向きされなかった高齢の犬。家族が見つかるも、近隣からの苦情によって引き離されそうになる。

2017年12月、テキサス州ダラスにあるショッピングモールを訪れたフェリシア・ハリントンさんは、そこで「ジョジョ」と名付けられた1匹の犬(3歳・♀)に出会いました。

話によると、その日ショッピングモールでは保護動物の譲渡会が開催されており、ジョジョはその会場で精一杯尻尾を振って愛嬌を振りまいていたそうです。

他の動物たちに比べて高齢であるジョジョはそれまで誰にも相手にされていませんでしたが、フェリシアさんはその健気な姿に心を打たれ、その翌日には彼女を家族に迎えることを決意。

「当初は犬を家族に迎える予定なんて全くありませんでしたが、ジョジョの姿を見た瞬間に運命を感じたんです。”この子を家族に迎えたい”という気持ちが抑えられなかった私は、家族と話し合った末にジョジョを引き取ることを決意し、翌日には彼女を迎えに行きました。」

フェリシアさんはこうコメントしています。

ジョジョを新たな家族に迎え、それまで以上に賑やかで幸せな暮らしを送るようになったハリントンさん一家。しかし、その幸せは長くは続きませんでした。

実は、ジョジョが家で暮らし始めてからは「あの犬は狂暴だ」「鳴き声が耳障り」といった近隣住民からの苦情が絶えず、3か月後には住宅の管理会社から「犬を手放さなければ強制退去」という通告をされてしまったのです。

もちろん、一家にはジョジョを捨てるという考えはありませんでしたが、新しい家を探すとなればジョジョをどこかに預ける必要がありました。

しかし、ジョジョを預かってくれる人がすぐに見つかるはずもなく、一家は苦渋の決断を下したのです。

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