▼ 過去に多くシェアされた記事
韓国の礼山郡にある農場で食肉用として飼育されていた多くの犬たちが発見されました。
犬たちは外に置かれたとても小さな金属のケージ内で日々を過ごし、冬にはその金属が凍結しひどい環境であることは容易に想像することが出来ます。
動物愛護協会(HSI)はその農場のオーナーと連絡をとり、今回農場を閉鎖し犬肉販売から撤退することが決定したのです。
しばらくして農場は閉鎖され、130匹の犬と2匹の子猫がHSIによって保護され、アメリカへと移されました。
その中でも、保護にあたったスタッフを驚かせたのは、ひどく変形した前足をもつマスチフの「Minsu」でした。
Minsuの屈曲した前足はおそらく遺伝子欠損が原因と考えられていますが、これまでの生活環境によってさらに悪化した可能性が高いとのこと。
しかし、ケージから出るとMinsuの人生は変わりました。ワクチン接種され、アメリカへと移動。ペンシルバニア州のMutts Rescueで療養中です。
当初、Minsuの治療は困難と考えられていました。Mutts Rescueへ到着するとMinsuはひどく混乱していたそうです。はじめの7日間は、韓国との時差の関係もあるためか、夜中はずっと泣いていたと言います。暖かい毛布すら恐怖を感じていたと言います。
ところが、しばらくして里親の家へと引っ越すと、物事は上を向き始めました。Minsuは心を開き始め、怯えていた毛布で眠ることも出来るようになったのです。
その後、変形した足を治すために必要な手術も受けました。獣医師の話では、足の骨を壊してリセットする必要があり、3ヶ月間のリハビリ工程を経なければならないとのことでした。
しかし以前のMinsuとは違い、今はまるで人生を楽しんでいるかのようだと、飼い主さんは語りました。
毎年韓国では250万匹の犬が今でも屠殺されていると推定されています。犬肉は1年を通して食べられていますが、毎年夏に開催される”Bok Nal”フェスティバルで、そのほとんどが消費されていると言います。
しかし、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、動植物を愛し「命あるものは全て尊い」と言い、今後の韓国の犬にとって物事は良い方向へと向かっていると考えられています。
– 出典 – thedodo
いいね を押して
最新情報をいち早く受け取ろう!!
コメントを残す