犬におやつはいらない?

犬におやつはいらない?

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Photo by -=RoBeE=-

 

本来「おやつ」と言う概念は、人以外にはありません。
人以外の生き物は、お腹がすいたら必要なだけ食物を食べるだけです。

 

ところがいぬは人に飼われるようになり、現在では使役動物ではなく、愛玩動物として扱われています。
そして、愛玩動物化したいぬは、食生活の乱れを無視できなくなってきています。

 

動物が健康でおやつの量も許容範囲内であり、問題行為も起こしていなければいいのですが、飼い主のおやつのあげ過ぎが原因で、いぬの体に問題が発生する場合があります。
愛犬に必要以上におやつをあげている大きな理由として2つあります。

 

 

おやつを留守番やしつけなどのご褒美として与えている

いぬ社会での上下関係は、食べ物によってつくられるものではありません。
ボスである飼い主が「ヨシヨシ」と撫でて抱きしめてあげるだけでもいぬは十分幸せであり、指名を遂行した満足感を得られます。
食べ物で言う事を聞かせてる方法は、しつけのきっかけに使うならともかく、ずっとそのままでは、いつか愛想をつかされます。
どうしてもおやつに頼らないといけない場合は、最低限に抑えるように意識してください。

 

 

おやつを欲しがる・かわいいのでついあげてしまう

飼い主の中には「かわいいからあげてしまう」「欲しがっているのにあげないなんて可哀想」と言う人もいます。
食べ過ぎて体を壊す方がもっと可哀想です。
いぬは栄養価にすぐれたドックフードをもらえていれば、十分幸せな部類に入るのです。

 

 

度を越しておやつを与え続けるとどうなるか…

主食をたべなくなり栄養が偏って、肥満と病気の原因に
おやつは一般に栄養バランスを無視して、おいしくなるように開発されています。
いぬの中には一度、味を覚えてしまうと、普通のドックフードを食べなくなる子もいます。
ドックフードを食べないいぬに飼い主は「何か食べさせないといけない」とまたおやつを与えます。
こういった悪循環が病気になる原因になります。

 

 

添加物が多いため、肝臓障害やアレルギーの原因に
乾燥した保存食であるドックフードや、加熱殺菌された缶詰と違い、おやつや半生ドックフードは、ソフトな食感が売りの商品もあります。
しかしこれらは、着色料や保存料など人工的な物質が山盛りになっていると考えてください。
健康に配慮して添加物を抑えたと称する商品もありますが、何が入っているか見た目で分からない以上、食べずにすむならそれが一番よいでしょう。

 

 

消化不良の原因に
胃腸が弱いいぬだと、丸呑みしたジャーキーやガムがなかなか消化されずに、腸に詰まってしまう事もあります。
最終的には溶けるのですが、その前に腸を激しく損傷してしまい、壊死する事もありますので十分な注意が必要です。
色んな物を食べる楽しみを得れば、同時にさまざまな病因を取り込むということを理解しましょう。

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