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「サブ」という1匹のテリア犬が、あるシェルターで保護されていました。
その1匹の犬は大きな外傷を負っていました。実は、このテリア犬のサブは壮絶な経験をしていたのです。
サブが負った大きな傷は、ブルベイティングの道具として扱われていために負ってしまったもの。
ブルベイティングとは、見物人の前で雄牛と犬を対抗させる娯楽で、1853年には非合法となりました。この競技では、勝利を得るために薬漬けにされる動物もいるといいます。
サブを保護しているシェルターでは、安楽死をさせないというポリシーがあり、サブの里親を探し始めました。
するパディーさんという1人の男性が現れました。パディーさんは、たくさんの犬を助けた経験もあったのですが、いじめられていたサブが「新しい家族と打ち解けられるのか」という心配の声もありました。
パディーさんはそんなシェルターの様子に「自分の亡き父は、サブの飼い主と同じような人だった」と伝えました。
パディーさんも辛い経験を乗り越えてきたのです。
そんな経験があったからこそ、サブの里親に名乗りを上げたのでしょうか。そして、サブとパディーさん一家の新しい生活が始まります。
そして、家族になって最初の日。
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