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新しい家族との最初の日、サブはキッチンのテーブルの下に潜り、全く動かなかったと言います。
パディーさんの妻のナタリエさんは「サブは犬のような振る舞いは一切しません。他の犬たちや周りの人との関わり方も知らなかったようです」と話します。
パディーさんはサブと一緒にテーブルの下で過ごしたと言います。
パディーさんの愛情を受け止め始めると、サブは自信を持つようになりパディーさんの後を追いかけるようになったのです。
また、マディーさんが飼っていた犬とも仲良くなれました。心の傷が徐々に癒える中、鼻や口、あごなどの外傷はまだ痛々しく残っています。
高額な治療は地元の人の寄付によって実現したそうです。様々な人たちの支えによってサブは生きているのです。
パディーさんはサブをドッグショーに参加させました。そして、驚くことにサブがファイナリストの候補犬に選ばれたのです。
ファイナリストの選考会は、10時間にも及ぶ長丁場となりました。そしてパディーさん一家は、その知らせを今か今かと待ち続けていました。
なんと、サブは見事に優勝したのです。
サブはパディーさん夫妻以上に興奮していた様子。そんなサブの姿を見てパディーさんの妻ナタリエさんはこう話します。
「サブは優勝したことに興奮しているのではなく、私たちが喜ぶ姿に興奮していたんだと思います」
サブの心に寄り添い同じ目線になって考えてくれる素敵な家族と巡り会えたサブ。同じ境遇だったパディーさんとサブはこれからも寄り添いながら幸せに暮らすことでしょう。
参照元:thedodo
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