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アメリカ・テキサス州のロングビューにある動物保護施設に保護されていた、生後6週間のピットブルの「マック」。
マックは飼い主に蹴り飛ばされたことが原因で、両目を失明していました。動物保護施設ではマックに里親が見つからないと考えたのか、殺処分を決定します。
保護されたマックの右目はすぐにでも治療が必要な状態でしたが、殺処分が決定していたため、治療が保護こされないまま、死へのカウントダウンが始まっていたのです。
幕は飼い主からも動物保護施設からも見放され世界の誰からも気にかけられないまま、この世から去ってしまう運命でした。
生まれて間もない子犬の顔面を蹴り上げるという狂気の飼い主から離れることはできたものの、マックの未来は「死」に向かっていました。
しかし、マック自身はそうは考えていません。幼いマックの魂は「必ずこの施設から出られる」と希望を持っていました。
そして、マックの強い魂が目の前にある現実を変えることになるのです。
犬の保護活動を行うリンディー・フォックスさんは、自身の動物保護ネットワークを通してマックの写真を目にしました。
「彼を助けなけきゃ」
写真を見た瞬間にリンディーさんはマックの強い魂を感じたと言います。
しかし、リンディーさんには毎日のように保護依頼のメールが山ほど届いており、そう簡単にマックを引き取ることができない状態でした。
それから2週間後。
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