竜巻で亡くなった飼い主の腕の中にいたのは1匹の犬。そして新しい飼い主と出会い、悲しみを乗り越え始める

竜巻で亡くなった飼い主の腕の中にいたのは1匹の犬。そして新しい飼い主と出会い、悲しみを乗り越え始める

2015年の5月11日にアメリカ・テキサス州でおきた巨大な竜巻。その竜巻によってバンという町が襲われ、多くの建物が崩壊、大勢の被害者が出ました。

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その巨大な竜巻の被害にあったデビット・タプリーさんと妻のブレンダさん。写真に写るのはご夫婦の愛犬。

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2人はこの竜巻によって亡くなりました。発見された時、2人は寄り添うように倒れており、デビットさんの腕の中には犬がいました。おそらく、竜巻から愛犬を守ろうとしたのでしょう。

犬には切り傷や打撲があり、さらには鼓膜が破れてしまい、耳が聞こえない状態でした。しかし、デビットさんが、かばったおかげでしょうか奇跡的に一命を取り留めました。

そして、被災動物と一緒に愛護団体に保護され、同じテキサス州に住む、ミシェル・ショックレーさんがこの犬の里親を希望し、引き取られることに。

心も体も傷ついたこの犬を癒したいと望んだミシェルさん。犬の年齢は推定8歳。ミシェルさんは「エマ」と名付けました。

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母と私は、エマが生き残った日を彼女の誕生日にすることにしました。この日にしたのは、命がけでエマを守って竜巻で死んだ飼い主への敬意でもあるのです。(飼い主だった方に)信頼してほしい。エマのことを聞いて泣かずにはいられませんでした。

こう話すミシェルさん。

そして、エマを保護した団体の代表はこう話します。

「エマの表情は悲しみに満ちており心の傷を負っていることは明らか。時間と十分なケアがあればきっと立ち直れる」

そして、その後、エマは自分の名前をだんだんと覚え、少しずつではありますが、尻尾を振って反応をするようになってきたそうです。

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大切な愛犬を守り抜いたデビット夫妻。そして、最愛の飼い主を失い、大きな悲しみを抱いてしまったエマですが、ミシェルさんたちの愛で乗り切ることでしょう。

参照元:dailymail

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