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猫は太って体が重くなると運動することを嫌がり、体にはどんどん脂肪が蓄積されていきます。
太って体が大きく重くなると、骨や関節、心臓などの内蔵に負担をかけます。
これがきっかけとなり、さまざまな病気を引き起こす原因になることもあります。
ですから、人と同様に猫も肥満は万病のもとと言えるでしょう。
愛猫の健康を維持するためにも、肥満にならないように日頃からチェックをしましょう。
尿石症
猫の体は、少ない水分を体内でリサイクルし活用する仕組みになっています。
そのため猫のオシッコは非常に濃縮されやすいのです。
濃縮されるほど尿中の成分は結石化しやすくなるため、泌尿器に結石ができて排尿障害を起こす病気にかかりやすい動物なのです。
肥満の猫は、運動を好まない傾向にあり、そのため飲水量も減りがちになります。
飲水量が減ることで、さらに尿が濃くなり結石が出来やすくなるため、尿石症を発症するリスクはさらに高まるようです。
糖尿病
糖尿病は、本来、体に必要なはずの糖をうまく取り込めずに、尿中に排出してしまう病気です。
初期のうちは太っていることが多いのですが、病気が進行していくと食欲不振になり、やせていきます。
遺伝的な要素や体質も関係しているため、一概には言えませんが、太っている猫や運動不足の猫は、糖尿病にかかるリスクが高くなる傾向にあるようです。
脂肪肝
肝臓に脂肪がたまり、肝臓組織が脂肪に置き換わって、肝臓本来の働きが出来なくなる病気です。
体に脂肪を多く蓄えた猫ほど、脂肪肝になりやすくなります。
非常に危険な病気で、肥満傾向にある猫が急に元気を失い、食欲が減退したら注意が必要です。
病状が進むと黄疸症状が現れて、丸2日間食事を取らないと命を落とす恐れがあります。
関節疾患
猫の背骨の一部は、走るときやジャンプするときに活躍する大切な部分です。
しかし、猫が太ると腰椎の上部にも脂肪がつき、骨に負荷がかかるために腰痛を起こすことがあります。
また、4本の足で重い体重を支えるため、足の関節の負荷が大きくなり、膝痛を起こす猫もいます。
循環障害
肥満になると脂肪の量が増え、その増えた脂肪内の細胞にも血液を循環させるため、 心臓はオーバーワーク気味になります。
その結果、心肥大という心臓の病気を引き起こすこともあります。
また、心臓から送り出された血液は、肺で酸素を受け取り全身へ運ばれます。
心臓と肺の働きには深いつながりがあるので、心臓が悪くなると、肺にも負担がかかりやすくなるのです。
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