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3歳の保護猫、テオは、検査の結果、FIV(猫後天性免疫不全ウィルス)陽性と診断されました。
彼は、FIVキャリアの猫たちを、生涯お世話しながら、本当のお家探しもするサンクチュアリに連れて来られました。
「テオは、お客さんが来て、ナデナデしてくれたり、遊んでくれたりすると、とても楽しそうでした。」
サンクチュアリの猫たちの中の1匹、チャンプは、何ヶ所も怪我をしているところを保護された元野良猫でした。
怪我が回復すると、チャンプはテオと出会いました。
テオは、部屋中をチャンプについて歩くのが大好きでした。2匹はとても仲良しでした。
ある日、ある家族が、テオを引き取りたいと申し出ました。
一家のお母さん、クリスティさんは、テオに会って一目惚れし、彼を引き取ろうと思ったのです。
FIVキャリアの猫は、なかなか本当のお家を見つけることができないので、施設のスタッフさんたちは、とても喜びました。
テオは、あっという間に“彼のお城の王様”になりました。
新しい家になじんだテオは、クリスティさんの娘さんの後を、家中ついて歩くようになりました。
家族は、彼がサンクチュアリにいた時、同じようにチャンプの後をついて歩いていたことを知りました。
そして、もう一度サンクチュアリに行かなければならないと家族は考えたのです。
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