近所からの苦情によってペットを手放さないといけない自閉症の少女。協議会に願いを込めた手紙を書く。

近所からの苦情によってペットを手放さないといけない自閉症の少女。協議会に願いを込めた手紙を書く。

自閉症の少女にとって、飼っているペットは唯一心許せる存在。しかし、そんなペットを近隣住民の苦情により手放さなければならないという危機に直面しており、困った少女は手紙で協議会に心情を訴えました。

クロエ・アームストロングちゃん(12歳)は、母のローナさんと6匹の猫と1匹の犬、数匹の熱帯魚を連れてスコットランドのダンディーに2年前に引っ越してきました。

クロエちゃんは深刻な不安症を患っており、昨年には自閉症と診断されたといいます。

人と接することや話すことが苦手で、バスに乗ると失神してしまうほどのクロエちゃんは、学校へ通う以外は一切外出しないと母のローナさんは話します。

誰かが話しかけてもローナさんを通してしか会話ができないクロエちゃんにとって唯一、心を許せる存在はペットでした。

ところが、市の協議会からそのペットを手放すようにと通告を受けたのです。

協議会が管理する物件では本来、ペットを飼うことに対して厳しい規則が敷かれています。

複数の近隣住民から「ローナさんの家には13匹もの猫がいる」と苦情があったことから、10月1日までに飼っているペットのうちの猫5匹を手放すようにと言われたのです。

ローナさんはこう話します。

「確かに一時期は14匹の猫がうちにいました。それは子供を生んだからです。でもクロエは1匹だけ手元に残して後は別の飼い主を探して、仔猫はもらわれていきました。協議会は娘の症状を考慮して1匹だけは飼ってもいいと言っていますが、娘にしてみればペット全てが友達のような存在で、大きな癒しになっているのです。娘はとても悲しんでいて手紙を協議会職員に書いたのですが、残念ながら却下されてしまいました。このままではあの子は激しく傷つき、病が悪化してしまいます。」

住民とのバトルはこの親子が引っ越してきた2年前からすでに勃発していたそうです。

そして、ローナさんが考えた対策と市協議会の言い分とは。

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